「昨年10月に支給された軍服はみすぼらしくてサイズも合わない。落下傘の降下訓練では夜は凍え、みんな寒さで息が詰まる思いだった。多くの兵士は防寒着を持っていなかった。翌日起きたら熱があって肺炎になっていた。1週間以内に私の部隊は約30人が急性呼吸器ウイルス感染症で入院した」とフィラティエフさんは打ち明けている。
国外脱出前にモスクワの隠れ家的なカフェで英紙ガーディアンの取材に応じたフィラティエフさんは「21世紀にもなってこんな馬鹿げた戦争を始め、兵士に英雄的行為を要求し、自己犠牲を強いている。彼らは私たちを野蛮人に変えてしまった。この戦争に正義はない」と静かな怒りを吐露している。
プーチンよ。自国民を野蛮人にするな!