金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

いかにあろうがそれも民主主義

news.yahoo.co.jp

全会一致で不信任の兵庫県の齋藤知事。

議会解散を選べば非難轟轟だろうが、でもそれも選べるならあっていいだろう。

160億円の金がかかろうが、直ちに失職ではなくそういう仕組みになっているならそこはそれでも仕方ない。

マスコミからすればみんなで安心してリンチにできる格好の材料提供だろうけどね。

 

「その選択はまずいだろう」というならその罪はまずぞの仕組みにあることになる。

 

だが一方的に追放するではなくそういう仕組みがあることも民主主義なのだと思う。

この人は自分自身は悪くないと思うならその証としてそうする可能性は高い。

流れでワアワア騒いで「世論」と称し、その方向へ流れるのは民主主義ではない。

こういう状況で知事にやめて欲しくないなどと言えば悪人扱いになりかねない。

それでは民主主義などではなく「世論」という名の衆愚だ。

ネットもとかくそういう衆愚のルツボとなる。

SNSをしたくないのもそれがあるからだ。

相手にするだけ時間の無駄だ。

意見の違いはみなある、それを埋めようと喧々諤々争ったりする気は毛頭ない。

人様がどういう意見だろうが私は知った事ではない。

そんな傾聴も学びもはじめからない議論の場など議論でもない。

全く重要と思っていない。

 

日本人は民主主義とか言う割にはとかくそうなるね。

それの方が嫌だな。

日本人は歴史の節目にも無分別にそういうことをしてきたのだ。

戦争だってそうだ。必ずしも軍部だけが推進者ではない。

私はこの知事の存在よりもそれを危惧する。

私はこの人の人品がいかにあろうが選択が議会解散であろうがあえて非難はしない。