たとえば女性の在り方に対する価値観は大きく変わってきている。
もはや女性の幸せは結婚という価値観は一般的ではなくなった。
ほとんどの女性が仕事を持ち働いている。
それはそれで大いに結構だ。
だが専業主婦の女性がいてもそれはそれで構わない筈だ。
結婚を自分の夢と考えて何が悪い。余計なお世話だろう。
少しも恥ずべきことではない。
世間のどこかで作られてくる価値観に合わせて我々はあまりに右往左往しすぎてはいないだろうか。
本当の自由とは人のことは放っておくことだ。
それはその人のことだもの。
私が良く言う「わたしの知ったことではない」とはそういうことだ。
日本人は自分の頭で考えないで世間にあわせることばかりに躍起だ。
皆同じでないと不安なのだろう。
マイノリティはマイノリティのスタイルで生きて行けばよい。
同性愛でもトランスジェンダーでもそれを妨げねばいいだけのことだろう。
スタンダードにすり替えようとするのが「皆同じじゃなきゃ」というこの愚かさだ。
自由なようでもそこから出てくるものは衆愚でしかない。愚の骨頂だ。
一人ひとりが自分の考えを持ち、それが守られることこそ民主主義であり、自由と平等の基本だ。
いくら自由な世のなかでも没個性と社会迎合に彩られた世界は真に自由な社会ではない。
本当に自由を選んでいるのか?なぜやすやすと世間の風潮に合わせるのか。
そのままで何が悪い。
自分の頭で考えていないからだ。
自分自身に問うが良い。