金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

イランにはイランの法律がある

news.yahoo.co.jp

日本や欧州の話ではない。

この受刑者はこの国では最悪そうなると知っていながら窃盗を行っていたのだろう。

しかも懲りないで繰り返していたという。

では覚悟の上だろう。

今更本人も泣き言など謂わないだろう。

 

日本でこういう法律ができるとことはありえない。

だがイスラム法シャリーアでそうなっているのかどうだか知らないだがイランにはイランの法律がある。

勿論窃盗はハラームでしてはならない罪だ。

イスラム法は社会に対する罪以上に神に対する罪なので厳しい。

 

評論は自由だがそこをとやかくいうのは、先進国の「上から目線」の傲慢な内政干渉ではないか。

先進国ってなんだ?

なにか文明や科学技術が進んでいるならその思想までもがよそより勝れていると思っているようだがそれは違うのではないかと思う。

「先進的な国々の考えでは・・・」というフレイズで押し切る人がいるがそれは大嫌いだ。

何が先進的なんだか意味説明がない。

 

そもそも問題視する「残虐刑」ってなんだろう。

定義は?見た目が残虐なら残虐刑か?

例えば打ち首や銃殺は見た目は凄惨だ。だが絞首刑より苦しみは少ないと思うがどうだろう。

 

多分イランはこの忠告を不愉快にしか思わないだろう。

イランにはこのひとの両手がなくなってもさらなる被害者が出続けるよりはマシという考えがあると思うね。

「それはまちがっている!」とまでは私には言い切れない。