むかし神田の古本屋でガリ版刷りで「本朝義猫列伝」という書を見つけた。
興味をそそられたが傷みがひどく、値段も安くないので買わなかった。
要は人を助けた忠義な猫たちの話だが、猫は「忠猫」とは言わないで「義猫」というらしい。
要は犬のようにどこまでも主人に仕えるという想いの少ない猫は忠心ではなく、飼い主の養いを受けていることへの義の心で人を救うのだろう。
今になって買わなかったことをいたく後悔している。
上記に紹介されている猫たちも「神様級」なので多分にかぶるのでは?と推察する。
これも本朝義猫列伝であることは間違いない。