仏像図彙の九曜星の内、羅候と計都は首ばかりの尊像だが、宗観の「九曜秘暦」では全身像が描かれ、羅候は三面四臂、大自在天のように牛にのり、計都は三面六臂で竜にのる。
その持ち物に共通するのは月と太陽の精を現す日摩尼と月摩尼である。
摩尼は宝の球の意味である。
日摩尼には三足の烏、月摩尼にはウサギが描かれている。
この日摩尼、月摩尼を持つものは星を支配する存在として描かれる。
青面金剛や尊星王もそうである。
これらに限らず、日摩尼、月摩尼を持つ尊像を見たら星除けの力はあるとみてよいと思う。
羅候はもともと阿修羅王であり、頭上を通る日月が気に入らないのでとらえようとしたという。
ここからインド神話でいう帝釈天と阿修羅の戦いがはじまる。
仏典では「正法念所経」に記載がある。
またヒンドゥー神話では天の悪龍をビシュヌ神がチャクラ(輪宝)で分断し、頭と尾に分かれたがそれが死なないで虚空を泳ぎ羅候、計都になったとも語られる。
九曜秘暦図は↓