明け方夢うつつに飯縄様のお姿が浮かぶ。
翼を広げると光明真言が光とともに流れ出て、これまであまり意識したことのない親類に流れていく。「これで救済される。光が当たる・・・」と思ってみている。
まあ、夢と言えば夢ですが夢だとわかってみている。
夢の中で「飯縄様は天部なのに回向できるのはおかしい。これは・・・私の思い込みだな…十分そういう認識はあるのにそれでもこんな夢を見るのか?」と思っていたら
「それは違うぞ。権現とは仏菩薩の直体である。天部とは違う。ゆえに本地の力をそのままに表すのだ」という声。
考えてみれば飯縄様は地蔵尊であり、不動明王であり、大日でもある。
本より飯縄様は光明真言をいたく好まれると聞く。
なら回向救済あって何の不思議やあるということなのかも知れない。