今日、バトちゃんを見ていて思った。バトちゃんは前は人見知り猫だったけど最近は好んで人前に出てくる。
彼の中で何かが変わったのだろう。
なにかのきっかけで「人間て案外面白いね」と思いだしたのかも。
バトちゃんはもう7歳くらいになる、猫としては中盤だ。
もっと早くこれを知っていればバトちゃんの猫としての一生もまた変わったものになったと思う。
何故そんなことを言うのか。
人間も同じだと思うからだ。
最近になって考えや思いが変わったことも多い。
60過半ばぎてやっとか・・・とも思うが、逆に言えば60半ばすぎたから判ったのかもしれない。
でももっと早く20代や30代で気が付く人だって多いだろう。
室町時代までの人はほぼ40くらいで死んでいるが若く亡くなってもすぐれた人も多い。
比べてみても仕方ないがふがいない話だと自覚している。
若い内は関心はほとんど自分にむいている。誰でも大方そうだと思う。
短絡的に自分が大事と思うからだろう。
だが自分だけ見すえてみても自分というものは本当はわからない。
実は他を見据えることがそのまま自分を見据えることになる。
そこにはずっとより多くの自分を見出せる。
そんなことも漸く分かった。つくづく愚かなものだ。