金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

人工衛星

北朝鮮人工衛星を打ち上げるというので厳戒態勢ですね。
迎撃ミサイルやらイージス艦までも展開する有様。
旅先の宿で30日の朝、テレビではじめてこれを見てゴジラかなんかでも出たかと思いました。
マア、横っ飛びで宇宙に行かない人工衛星もこれはこれでめずらしいと思いますが。(笑)
この国も共産主義という名の絶対主義を止めて民主化して普通にやればいいのにと思うのですが、よくよく考えるとそれは無理なんですね。
民主化したら今の首領様はじめ幹部の人たちは人民を虐殺したかどで裁判で銃殺になるかもしれません。少なくとも無事じゃすまないでしょう。
だから何としても今の絶対主義の旗は降ろせません。
思うにこのままもう行けるとこまで行こうという感じなのでしょう。
後は野となれ山となれ。
共産主義というのはたしか日教組の先生から受けた教育では資本主義が肥大して帝国主義化し、ついにその矛盾から転覆して社会主義、さらに理想の共産主義になるのだとか・・・。
そういうおめでたい神話があります。
でも現実はそうならないですね。実際は社会主義共産主義を標榜して実際は帝国主義になるか、鎖国するかですね。それがついに転覆して自由化した資本主義に代わるパターンのようです。
最初は中国やソ連は、そして北朝鮮さえ理想の国といっていた。
私は日教組天国の学校で「イムジン河」なんて馬鹿な歌を散々歌わされました。メロディはなかなかだけどね。「北の大地から南の空へ飛びゆく鳥よ。自由の使者よ。」という歌。
内容は馬鹿馬鹿しい限りですが戦争体験した人が軍歌覚えているようなもので大体覚えています。
慈悲深い偉大なる将軍様の国から自由の使者である鳥たちが資本主義の搾取が横行する韓国へ飛んでいくというのであります。
今は逆に資本主義側の韓国から鳥ならぬ宣伝ビラが言っているようですけど・・・。
でも化けの皮がはがれて中共旧ソ連北朝鮮の政治がどんなに酷いかが知れるようになると「中国や旧ソ連を本当の共産主義だなんて思ったらいけないんですよ。」と共産党の先生やその取り巻きは決め台詞のように言いだしたんですね。
あれだけ讃美しておいていまさら何をいうのでしょうか?それこそ噴飯ものです。
「じゃあ、共産主義を目指して成功している国なんてないんじゃないの?」
いえいえ、どこでも為政者は上手い汁吸い放題だからその意味では成功してるのかも?

それはさておき今回の人工衛星打ち上げ騒動。マア、躍起になって北朝鮮の核開発を止めてる大国が核の老舗ばかりですからそこは矛盾も甚だしいと思います。
「まずよりはじめよ」という言葉があります。言い出し始めた側から実行せよという意味。この点では全く説得力ありません。
だけど日本のような核兵器のない国が何言っても無駄ですね。
やはり発言して力を示せるのは核保有の中国、アメリカ、ロシアといった覇道主義の大帝国です。
大変矛盾に思います。太閤の刀狩と同じ。
表向きは「おい、早く核開発止めないと終いには核兵器ぶち込むぞ!」とまではいってはいないものの、そういうことのできる国が集まって「核は危険で良くないからやめろ」というのは茶番劇もいいところでしょう。
核ミサイルなんて何千本もいらないですね。
たった一本あるだけでも(本当はなくても)北朝鮮みたいに大国をも動揺させられるのですから。
使えばおしまいですが使わないなら千本も一本も一緒。
なにかというと刃物持って立てこもるクレージーな人みたいに、そのたびにみんなで「おい、止めろ!バカなことはするな!」といって説得するお定まりの構図のような感じ。何ともつくづくくたびれる国です。
でもこれは決して頭が狂っているんじゃなく、まあ彼ら流の兵法なんでしょうね。
本当は大量破壊兵器を持ってなかったのに、そこに理由付けてアメリカに攻め滅ぼされたフセイン政権下のイラク。本当はないのを知っているから攻め込めたのかも。
だけど本当にある北朝鮮にはアメリカはそう簡単には攻め込めません。
此れが真実。なかなかにあざといです。

でもかくいう私は日本がシッカリとした軍備はもっていなくてはならないとは思うけど核保有国になればいいとだけは全く思いません。

核兵器は人類共通の敵。放射能には敵も味方もありません。人間に間違いはつき物。機械にも誤作動はつき物です。
だとすればこれは常に地球滅亡の一大要因です。
まあ、宇宙人でも攻めて来た時の用意に少しはあってもいいけど・・、
何か間違いがあってからじゃ遅いものね。
確かにイメージでは北朝鮮核兵器は「狂人に刃物」的ですが、最も大事なのはどこの国が持つかよりまずは絶対数の大幅な削減と今後は絶対に核兵器は作らないという明確な宣言が大事だと思うのですが・・・。