金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

通じない言葉

昨日まで金蔵院葉子先生のラブ・プロファイルの授業でした。
来月もあるのですがラブはとはLanguage原語 and  Behavior行動のこと。
恋愛のloveじゃないです。略してLABです。
これはコーチングやカウンセリング、営業の企業研修などで有力な武器として取り上げられているものですが日本ではまだほとんど広まっていないみたいです。 
ホームページはあるので興味のある方は検索してみたらいかがでしょう。
今回は人に依って受け取れる言葉と受け取れない言葉があることを教えて頂きました。
話がうまくかみ合わないのもそういうこと。それを12のチェック項目でプロファイルしていきます。
話を自分流の言語を押し通すのでなくその人にヒットしやすい言語で話せば通じやすいのですね。
たとえばリスク回避型の人には○○しないという形でコマーシャルします。
御参りでも災いが無いようにというのに関心が行く。息災型ですよね。
此れも回避型。
逆に商売繁盛、開運将来の祈願というのは目的志向型でしょう。
これは増益や敬愛です。
同じような結果を求めても怨敵退散だと回避型。怨敵調伏だと目的型になる。
まあ現実の御祈祷では怨敵は退散すればそれでよし。退散していったあとまで追い打ちかけてダメージ与えることは無用ですね。
そこまでするのは業を作るのでよくありません。

さてこの勉強、勿論これはさわりのなかのさわりであって、他にもいろいろ項目があります。ウ~ン結構難しいな・・・と思うことも多々あります。
考えれば当たり前ですよね。二日間それもはじめて学んだだけなんですから・・・・。
帰り道に深層心理学の専門家でもある弟子と駅まで歩きながら「深層心理の世界では言葉自体はそこまで重要視しないのだけど、やはり言葉には重要なメッセージが隠されていますね。」という話になりました。
それを聞いて思うのはやはり三密の口密ですね。
真言や聖句だけじゃなく我々の日常生活の言葉も真理に至る重要なツールとして考えるなら我々の言葉即口密かもしれません。
弘法大師様のお言葉のように医王の目には何の変哲もないと思っていた石ころや草も実は貴重な薬草。
知ると知らざるとは誰の罪なるや・・・・です。
金蔵院先生は日本のNLPの第一人者で凄い人。私の心理療法の師匠である畦昌彦先生もこの先生から多くを学びました。
御苗字がお寺さんみたいですけど、実は天平時代以来の医師(その時代は薬師?)の家系だそうです。
ご自宅には先祖伝来のとても立派な十一面観音様もいらっやるそうでなにかとても御縁を感じます。
大きさが一肘程の観音様のようですから儀軌通りの作りだと思います。
昔は病魔退散の御祈祷もされた御家だそうです。
十一面様は疫病退散ではとりわけよく拝まれた仏様ですからね。


そういえば身近にも通じない言語は有ると思う。
いくらこのブログで書いてあっても電話を時間外に掛けてきたり、非通知でかけてこられたりします。

最近は少ないけどこれもたぶんそうなんでしょう。
そういう人は書いてあってもそのメッセージが見えていない。

夜八時過ぎたら目の前で電話の着信ボタンが光ってても出ません。(時間外や非通知の場合は着信音は出ません)
それに第一、設定の関係なのかたとえ電話に出ても繋がりませんから。

自分で決めたルールですし、なかには常識的にムリな時間帯(真夜中や未明)のものもありますからね。今後もこれで参ります。
御用の節はどうぞ時間内に御願い致します。