金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

さよならの訪い人

あれよあれよといううちに九月も後半のお彼岸です。
虫たちがまるで影絵のように灯火に集まります。
イメージ 1

これはツユムシ。キリギリスの仲間
イメージ 2
カマキリ君です、なんか捕まえたみたい。イメージ 3
これはごみ虫の一種
イメージ 4

彼ら虫たちは今を一期に少しづつ消えていく訪い人たち。
命短い彼らは哀れなような、それでいて何かとても不思議な秘密を知っていて惜しげもなくサッサと消えていくような不思議な存在。

人は昆虫を虫けらというけど、私だって虫けらです。
広い世界から見れば何も変わらないと思います。
虫見ると怖い~!とか気持ち悪い!とかギャアギャア言っておおげさに騒ぐ人いるけど…ホントのこといいましょうか。
私から見れば見苦しく感じるのはむしろそういう有様です。
滑稽でもある。
虫がどれほどあんたと違うというの?

まあ、これは私がそう感じるというだけのこと。
いいも悪いもない話。嫌なものは嫌でいいんやけどね。
ましてや私がどう思っていようと人様には関係ないことですし。
どうぞ、お気になさらずに。

でも、私はそんな彼らの小さい命がいとおしいし、惜しみますね。
網戸の虫よけ剤なんて御呼びじゃない。
さようなら。さようなら。みんな、さようなら。
また来年あおうね。