すごい柿をたくさんいただきました。大粒のやつ。
昔のお団の味付けはもっぱら柿でした。室町後期くらいまではそのようでしょうね。
砂糖は琉球国の特産物でおいそれとは入ってこない。
だから柿の実を干しておいてそれを胡桃だのショウガだのと混ぜて使う。
柿は干してとって置ける便利な甘味でした。
千利休のころだって利休好みのお茶うけは昆布のあぶったものだったらしい。
今みたいな餡子のお菓子や練り切り菓の普及は江戸後期です。
秋の味は聖天様には懐かしいかもね。さっそく食べて頂きます。
昔は世界中に甘いものがなかった。最勝王経で最上の薬として書かれているのが「砂糖」です。みんなエネルギー不足だったんですね。
今は砂糖だらけ、甘いものだらけで逆みんな病気になっている。
極端な話はアヘンの蔓延と構造は同じ。
そう考えると理想の仏国土である極楽なんかは何でも欲しいものがあるところではないね。
逆に適度に物が不足している世界かも。(笑)
ありすぎるより少々足らない幸せをかみしめよう!