鹿児島県の講員様が郷里から唐僧・鑑真和上の上陸した秋目港をラインで送ってくれました。
ひっそりしていますね。
それがかえって往時の港の賑わいを想像させる不思議な光景。
鑑真さまは戒律を伝えんとして何回も日本への渡航に失敗したり止められたり、ついに果たして我が国の地を踏んだときは盲目になられていた。
鑑真さま 日本に正式に戒律を伝えた伝えた方
仏法を守護するはずの護法善神は一体何をしていたのか?という人もあろう。
また、そんな無理をしないで止めればよかったという人もいる。
そう、うまくいかないのは辞めろということと思えば簡単だ。
それもありだ。
よくみんなそんな風に言うよね。
事実、大きな無理を重ねた鑑真さまはついに視力を失われた。
だが鑑真さまは来られたのだ。
何度も何度も失敗を潜り抜け・・・
人が何を行うべきかは最後の最後は自分が決めるほかない。
他の誰も決められないのだ。
よしんば、鑑真さまが渡航をあきらめたとしても責めるべきなにものもない。
だが鑑真さまは日本においでになった。
そのことは重い。
なによりもそれが事実だからだ。
「どうしたら…?」とよく聞かれるがそれはあなたが何を求めるかによって違うはずだ。