新年になると神社仏閣でお参りしてお御籤ひく人も多いと思います。
だけど新年早々悪い籤をひくのは気の毒だと思ってか、全部「吉」にしてるところもあるらしい。私はそれじゃ意味ないと思う。
凶が出て社務所でそれを「新年にこんな縁起の悪いのだしやがって」と怒鳴った者がいたそうだ。
引く資格がない人ですね。
神仏にものをうかがう謙虚さががまるでない。馬鹿で下品。
「元三大師百御籤」 仏教では正式なお御籤はこれです。
元三大師が戸隠山に秘め置いたのちの世の人のための秘法だという。
お御籤の正式なひき方は賽銭入れてガチャガチャやる?
そんなのじゃない。
観音経三十三巻を読んで引くのが本当のやり方。
せめて般若心経一巻を唱え元三大師を念じて「南無元三大師常住金剛』とお唱えしてみたらいかがだろう。
それと、お御籤箱をおいておくと意外と聞かれるのは「先生の密教の星占いとお御籤はどっちが上ですか?」
私は「勿論、お御籤です。ご神意ですもの。」とお答えしています。
よく占い師さんの中では簡単な占いをお御籤的という表現で下に見る人もいますが私は違います。
お御籤はご神意、ゆえにつまらぬことで軽々しく引くものではないと思います。
本当は引いた結果は境内に結ばないでもって帰って一年の導きにするのがいいでしょう。
お御籤だ大事なのは吉だ凶だというのにこだわりすぎるより書いてある四行詩です。
そのほうが高度な理解を生むものです。
物事によっては大吉でなく末吉の方がいいともいいます。
わからぬままに何度も読み良く味わってみてください。
それで意おのずから通ずと言いますから。