金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

本当に日本だけが不寛容なのか?

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なにかというと同性愛に不寛容で対応に遅れているという日本。

本当にそうなのか?

勿論進んでいる国だとは思わないが、

日本人はマイノリティをスタンダード化しないと差別とか思っているバカな人間が多いからではないのか。

むしろ欧米などの一部の国だけが寛容なのではないだろうか。

それもごく最近だろう。

欧米はキリスト教という宗教の手前、こういう人たちを厳しく差別してきた。それは日本の比ではない。

神に滅ぼされた旧約聖書に登場する背徳の町、ソドムとゴモラは有名だ。

欧米ではソドミーとは同性愛者をさす言葉でさえあった。

極端な話、神に逆らう行為だったわけだ。

ゆえにここ近年、宗教から距離を置くようになった社会から反省を強く求められた結果だと思う。

いまでもキリスト教の保守的信仰が強いアメリカ南部などでは断じて容認できないという人はたくさんいるに違いない。

少なくとも同性愛がスタンダードだという国はないだろう。

 

とはいえ、私は同性愛が悪い事などといいたいわけじゃない。

こういうことに良いも悪いもあるまい。

好きなものは好きなのだ。

好きに理屈はない。

その人の自然なありかたなのだとすれば誰がせめられようか。

太古から否定する権利は誰にもない。あったとするならば一神教の神様だけだ。

この方も勇気ある公表だと思う。

いつもこういう人たちが世の中を変えていくのだろう。

公表で終わらず頑張って幸せをつかんでほしいと願う!

 

私がおかしいと思うのはほかの問題と一緒にしてひとまとめに差別だという考えだ。

例えばトランスジェンダーの問題と同性愛の問題は同じてテーブルで論じる話なのか?全然違うと思うが・・・

差異を認めてこそ人権は尊重できると私は信じる。

差異を見ないのではなく差異とその性格を認めて受け皿を考えることこそ肝心なことだろう。

よく言うLGBTなどというのはそれだ。

ちょうどアメリカでネイティブアメリカン問題を言うようなものだ。

彼らはスー族や○○族でネイティブアメリカンなどと自称しないだろう。

ひとまとめにされて不愉快な人々もいるだろうに。