金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

神仏習合の日本は「民主主義先進国」

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 まず、信仰の自由は保障されるべきだ。だから、一神教も多神教も社会に許容されるべきである。  人類の文明黎明期には多神教が圧倒的であったが、過去数千年の間に一神教が急速に広がった。誤解を恐れずに単純化すれば、「唯一の神の『絶対正義』が存在」し、「白・黒」がはっきりしてわかりやすいからである。  だが、「絶対正義」は、神の世界はともかく「現実世界」では危険である。  それに対して、昨年11月4日公開「世界が『宗教紛争』に覆われる原因は何か~中東で紛争勃発の今こそ考える」で述べたように、多神教の中でも、「神仏習合」の日本は寛容の精神にあふれている。言ってみれば「民主主義先進国」である。  神仏習合は批判されることが多いが、むしろ世界を救う文化であり、世界中に広げるべきではないだろうか。