金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

言動に未来を読む

易は兆しの学問。

君子は占わずという。

兆しをその場でその場で読めるというもの。

ただしそれは達人の領域だ。

普通はそうはいかない。

 

易のことはともかく兆しを読む事自体はとても大事だ。

それはまず身近には人の言動にあると思う。

この人があの時こんなことを語った。

あの人はあの時ああいうことをした。

人の言動自体が予言でもある。常にそうだ。

 

それも良くも悪くもすべて兆しだ。

動物に言葉はないが彼らは無言のうちに兆しを受け取っている。

そこに未来の展開が見て取れる。

それで判断する。

良くも悪くも口から出た言葉は取り消しもできる。

改めもできよう。たとえ、気に入らぬ言動でも時がたてば忘れることもできれば、許すこともできる。

だが、兆しの取り消しはない。