北極星の神である妙見さまにはたくさんのスタイルがあります。
なにせ本軌の「七仏八菩薩大陀羅尼神呪経」にお姿は説かれていない。
男天とも女天とも書かれていない。まあ、星に男も女もないけどね。
だから色々なスタイルがある。
日蓮宗では能勢型の武人、千葉氏のカメに立つ童子像なんかが多い。
大体、亀のり像は水天をもとにしていますね。
なぜなら北は水の方位だからでしょう。
でも天女としての性格が明確な妙見尊は尊星王のみ。
三井寺の伝承では尊星王は恩恵の女神。吉祥天と同体といいます。
三井の御修法のご本尊です。
宮中のお祈りで妙見法といえば三井の尊星王法でした。
北の宮に住む偉大な女天とはだれか?
北守毘沙門天の妻、吉祥天と考えたのでしょう。
吉祥天を拝むとパーッと花が咲いたような最高にハッピーな感じがします、
そこは静かな感じの弁才天とはまた違う。
吉祥天は最勝王経の吉祥悔過という懺法の主尊でもある。
皆さんの星祭を拝むのも吉祥天の持つ滅罪の功徳を祈ることを先とします。
尊星王に秘められた吉祥天のお力で息災で福徳に満ちたあらたな一年を送ってください。
星祭の受付けは21日までです、後7日。