大部前だが会社のお金を百万も使い込んで色ごとにふけり、その後、奥さんの尽力もあって人知れずに返せたが、亦最近になって同じようなことを繰り返す人。
本人も奥さんも地方寺院で聖天信仰している。
「どうしたらわたしは立ち直れれますか?」という。
難しいことはなにもない、他人のお金に手をつけなければいい。
それだけだ。
それでも泣きながら「聖天様に私はどう祈れば・・・」と言うので
「今度人様のお金に手を付けたら殺してくださいとでも祈っておけばどうか」と言って返した。
その後、奥さんから聞いたがお金に手を付けているかどうかは知らないが、反省のないところは相変わらずらしい。
そしてややあって亡くなった。
この方、「殺してください」の禁忌に触れてしまったのかもしれない。
人に言われてしぶしぶでなく、自分でしっかり誓った禁忌に触れる時、しばしばとんでもないことになるのが聖天様だ。
おそらくその時はしっかり誓ったのだろう。
だがのど元過ぎれば熱さ忘れるのが愚かなヒトの性。
さりとてそれを許しはしないのが尊天だ。
尊天は考え方がヒトとはいささか違うのだ。そう思っている。
聖天様はストレートな方だ。
前にも言ったが笑うせえるすまんの喪黒福造的なところはある。
だってお前がそう望んだのだろう?というだろう。
少なくともどんな人の命も地球より重いなどということは尊天は思ってはいないだろう。