金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

孫悟空と出会う

先月のことですが「ねぎらい本講座」という心理ワークの5回目でタイムラインというワークをしました。タイムラインと云うのは部屋の中の一方向を未来と決め後方を過去と設定して、その線上を歩み、自己の受ける感覚によってさまざまな処理をしたりするのです。
それによって過去に気付きをもらったり、未来の方向性の予測を立てたりもできます。
また逢いたい人物にも逢えるのです。勿論これらは全てイメージですがそのイメージから必要なものが取り出せたりもします。
私は孫悟空に逢ってみました。孫悟空はご存じのように西遊記に出てくるお猿さんですが、香港や台湾、シンガポールなどでは神様として祀っています。祀られているのはおもに道教寺院のようですが、孫悟空は「お経」を取りに三蔵法師と天竺まで行く仏教者でもあるので道教仏教が習合したかたちに祀られているようです。
お会いしたら孫悟空は雲の上に座を構え如意棒に鎧姿でした。
言葉はベランメエ調子でした。心の中で恭しくお辞儀すると
「まあ、神様になっているけど俺はサルだからな。気楽にしろ。」といわれました。
そこで「貴方は大変な神通力の持ち主ですね。どうしてそんなに不思議なことがおできになるのですか?」と聞きました。私も一応は術者のはしくれでもありますので最も興味のある質問です。
孫悟空は「おめえは丸い物を見たら丸いとしか思わねえだろ?それじゃあダメなんだ。」といいました。「はい・・・?!」わかったようなわからないような答えでした。
面白いのはこの時ファシリテーター(導き役)の人は私と同じイメージの孫悟空の映像をえがいておられたようで驚きました。
その後、帰宅後、自分一人で同じようなワークをしてみたら再び孫悟空が出てきて、やおら如意棒をずっと突き出して「お前はこの棒を丸いと思うか?」と聞かれました。確かに正面から突き出した棒の先は丸くは見えますが棒が丸いわけはありません。
これはなるほどと思いました。
この孫悟空の正体は実は私の深層意識ですが深いレベルでの自他の区別はないものです。ですから私と云えば私ですが孫悟空と云えば孫悟空なのです。
心はおもしろいものです。
 
なお、吉野リョータ先生のねぎらい講座は7回の本講座とワンデイつまり1日講座とあります。
ワンデイは近く東京江東区で4月18日、大阪梅田で4月25日にありますよ。
ねぎらい1Dayセミナーで検索してみてください。
人間関係で悩んでいる人は勿論
さらに人間関係を深めたい方には絶対おすすめ!
きっと目から鱗です。