ワシントン条約でもう象牙は正規には絶対に来ません。
良かったね、象さん。
アフリカの話
聞いたところでは。保安当局は象牙の密猟者が降伏しないで逃げたりすると容赦なく撃つそうです。威嚇射撃でなく。
考えてみれば向こうもライフルとか武器持っていますからね。
そのくらいしないと甘いこと言っていては駄目なんだと思う。
日本みたいに外国船に小笠原で密漁した保護動物の珊瑚をお土産に持たしてやったり、台風が来るから誘導したりしているんて…なんでよ。アホか?と思う。
今年の春に、ある御香屋さんでたまたま象牙の大平数珠を見つけました。
もちろん大分昔輸入された象牙で作ったものだそうです。
手に取ると意外に軽い。
象牙のお数珠なんて新しく作るのは勿論とんでもないけど、もうすでに取り置きの象牙でできたものなら、むしろゾウさんの供養になるかなあ・・・。
多少ためらいはあったけどそんな理屈付けて思い切って買いました。
私的にはかなりの出費でしたが…一生もののつもりで。
私が死んだらお棺に入れる?
そんなもったいないこと絶対にしません。
死んだ人間にはそんなもの要らない。豚に真珠です。
もう二度と作れないんだからお弟子さんに譲って代々使ってもらいます。
そうでないとゾウさんにも悪いし。
買った理由ですか?
実は「弁財天一印法」専用のお数珠にしようと思ったので。
何故なら、この法は掌中に数珠を措いて白蛇と観想しないといけません。
以前白いということでシャコガイのお数珠入手しましたが重くってダメ!
シャコガイももうとることは禁止ですからこれも手持ちあるだけで作ったもんですけどね。
でも使ってみると象牙の方がずっと軽いし、手になじむ。
(最近は象牙の代用品でマンモスがあるんだって!)
なんか変なこと言いますが、これてT体温が移って使うほどに暖かくて、本当に小蛇かなんか小さい動物を掌中で触っている感じがします。
昔は死んだ動物の骨や皮で法具作って供養したもんです。チベットとかでは死んだ人間の骨も法具にします。
空也上人の鹿杖なんかもそうでしょうね。
修験者の装束に着ける引敷きも本来はそういうものだと思います。主眼は供養です。
でも「引敷き」は最近は殺して作るんだね。
常時、数置かないといけないとなると山で死んだ動物を探して作れるわけではないからね。
だってチンチラとかあるらしいもの。猫じゃなくげっ歯類の。
昔おじいちゃんの修験者が「わしの引敷きはチンチラや」とか言っていた。
「チンチラはテンジクの猫やで~」
違います!猫じゃないよ。
大体この方、テンジクがどこだか知っとるのかしら?
それじゃ意味が違うね。供養でなく殺生。
合皮のひっしきが早く出来ますように。
合掌。