ある朝、急に何人かの人たちと電動のこぎりの音がして庭の樹木が急に切られ始めた。驚いてなにごとかと思うと、役人がやってきて「ここは区画整理しますので」とのこと。
さらに家も壊してよそにいったん退去する羽目に・・・。
江戸時代さながらに予告も説明もなしに「おかみの御定である!早々に退去いたせ。」でおしまい
「ちょっとひどいね。訴えたらいいのではないですか?」と言いましたがご本人は女性で高齢のお母さまと二人暮らし。
そういう気力もないようです。
それで退去の際に蒼龍院さんに任せて土地の払いや井戸の抜魂をした。
そうして処置しておいたら、なんと役所が壊しやがった!
再度やり直しに・・・さすがに祈願料は役所が持つという。
こういう風になるのは退去がよくよくご不満なのでしょう。
そういうなか、たまたま兄弟分のお寺に所用で行って水天供を書写しているとのことで次第を拝見しました。
水天は水神の元締め的な竜王。
拝見したら私が師から火消三昧として伝えられたものとは少し違う。
むしろ四月に大森阿闍梨の伝授で頂いた水天供に私のは近い。
つまり東密に近いんです。
そこにこの話があったものだから、急遽、井戸供養用に書き直しておいて蒼龍院さんに伝授しました。
さて蒼龍院に任せておいたら昨日報告があがってきた。
現地に行ってみたら
どうも彼の霊視では井戸水神さまが井戸の魂抜きをこわされてしまい、そこから出るに出られず苦しんでいるようだとのこと。
イメージすると熱感を帯びて苦しんでいるそうです。お怒りかも。
さっそく十八道立で本格的に祈ったそうです。
そうしたらようやく熱感もなくなりお鎮まりに。
それにしてもこんな横暴な話あるんでしょうか?
行政はうちのほうでもそうですがおいそれと信用できないね。
私の周りは最近は龍に関することが多いみたい。
金剛尊院さんもこの前、呪術師のきりんさんとタッグで、土地の穢れに苦しむ地竜を納めに行ってうまくいったという報告が来ています。
この時はまず烏枢瑟摩の供養法をするよう彼にアドバイスしました。
龍は自然とともにあり我々人間がともすると傷つけてしまいやすいんですね。注意しないと。
ネパールやチベットの文化圏なんかでは龍を本気で怒らせてしまうと不治の病にもなるといいます。
風水やると竜というものは大地や水のエネルギーのことと習いますがそれだけじゃないね。
その裏には目に見えないいきものとしても龍が介在するのです。