新しい神が降臨しようとしています・ITという存在です。
既に日本の金融機関の一部でも活躍し、成績を上げているという。
日本の若者に大学などで何を学びたいかと聞けばITを専門に上げる人もすごく増えている。
でも知れば知るほど…私はITには危惧を感じる。
人工知能。では人間本来の知能はどうなる?
人間はITという女王を中心に動くハチやありのごときものになる、そんな未来を感じる。
人間の品定めが過去のでデータだけで行われる。
それ以外の可能性が否定されていく。
人間が人間を見る目。そういうのは私情として処理される。
わたしはたとえ人間ににどんな間違いがあってもそこは残さないといけないと思います。
例えば戦前ドイツはヒトラーという男を国家権力の頂点にすえた。
ヒトラーには逮捕歴もある。それで彼をはじくことができればナチス独裁はなかった。
そう考える人もいるでしょう。
でもそこはどんなに間違いがあっても機械に任せる方が危険に思う。
機械はあくまで道具で我々がそれを使うのです。人間を支配する機械はいらない。
むかしからそういうコンピュータにすべてをゆだねたインベーダーや敵が攻めてきて、それがかえって弱点になり滅ぶSF作品は多い。
子供時代の東宝映画「怪獣大戦争」なんかもそうでした。
エックス星人には結婚も恋愛も人工頭脳のきめることでした。
彼らの地球制服のたくらみが最終的についえたのは原始的な獣【怪獣】の暴走でした。
「ターミネーター」もコンピュータにゆだねられた核兵器の制御システム「スカイネット」の暴走で核攻撃により人類が滅ぶという設定でしたね 。
わたしにはこういうことをもはやバカバカしい妄想や小説の上の話とは思えない。
最期の最期はあくまで人間力でないといけない。
やがてITは世界を席巻するでしょう。
おそらくまっさきに人間ということを軽視し、科学万能に傾く先進国は中国が第一です。
対抗して米国やロシアも負けずと参入するはず。この流れは決して止まらない。
中国ではすでに裕福な人々は結婚もITで判断しだしたという。
しかしこの新しい神は容易に悪魔にもなると私は危惧します。
おそらく「核」以上の脅威となります。
人間にはあやまちがある。
でも、だから人間なのです。
そこを不完全な人間が機械任せにしたとしても土台無理だと思う。
あやまちは絶対許されないという考えは人間の否定だ。
人間は神になろうとしてはいけない。
ミッション系の小学校時代に聞いた聖書にあるバベルの塔の話を思い起こす。
ITは第二のエデンの智慧の木の実です。
「絶対」という蛇に騙されてはいけない。