ペットとして亀を飼っている人は多いですね。
うちにもイシガメとクサガメがいます。この間はイシガメがベランダから脱走してしまい、隣の部屋のネコが見つけてくれて捕獲されました。
マンションのベランダの飼育は亀をしっかり管理しないとダメですね。亀が落下して通行人にあたり大惨事になったことがあります。
■ハゲ頭に亀が直撃したアイスキュロス
紀元前5世紀の古代ギリシア・アテナイで、3大悲劇詩人として有名なアイスキュロスは歴史上最も悲惨な死に方をした1人だ。ある日「天からの殴打によって死ぬだろう」という神のお告げを受けたアイスキュロスは、文字通り天から降ってきた“亀”に頭を割られ死亡している。一説によると、亀を岩の上に落とし甲羅を割ることを好んだワシが、彼の光るハゲ頭を岩と勘違いし捕まえた亀を落としたとか……。亀が見事直撃した頭部は衝撃で裂けてしまったという。アイスキュロスは死亡したが、亀の甲羅は無事だったと伝えられている。
中国でも亀はペットとして飼われていますが、亀鹿二仙膠という漢方薬の減量として甲羅を使うので養殖されています。
ペットでも漢方薬の原料でも病気は困ります。
中国では漢方薬でカメの病気を治す方法があるのでご紹介します。
胃腸炎
原因
初春から秋末に多発する病気です。気温の変化が大きく消化吸収がうまくできなくなっていたり、飼料が変質してしまっていたり、飼育環境が劣悪であったりして発病します。
症状
初期には元気がなくなり餌を食べなくなり、糞は形がなくなります。重くなると糞は黒くなりｐHはアルカリ性になります。餌を吐いたりして最後には目が陥没し艶がなくなり
衰弱死します。
対策
隔離します。
治療
主治 胃腸炎 治法 清熱解毒 止瀉利尿
処方 黄連、黄精、車前子、馬歯莧、蒲公英 各５グラム 適当量の水で２時間煎じ、煎じ液を餌にしみ込ませて与える。３日間。
生薬が手に入らない場合には、五涼華と五行草を（日本の漢方薬局で売っている）各１包をお湯に溶かして冷ましてから餌にしみ込ませる。
飼育水に入れて飲ませるのも可。
