納め万霊総供養は明日からですが、前行の意味で今日から光明真言念誦を始めました。
光明真言の信仰は、鎌倉時代の栂尾高山寺の明恵上人や西大寺の叡尊和尚をはじめ、江戸時代の浄厳和尚、以空上人など多くの高僧方が勧められているものです。
ですから、供養するにあたって普段唱える真言で最も相応しいものは何かと尋ねられたら、「光明真言です」と答えております。
むかし光明真言と念仏を唱えてる人がいて、うっかり川で溺れた時に思わず出たのが念仏でした。なんとか運良く助かった。いざという時に長い光明真言は口に出ない。それからは念仏一本にしたという話を聞きました。
ちょっと念仏よりな話だなぁと思いました。
(それもそのはず。ある念仏の団体の機関誌に載ってたのですから)
まあ、それでもいいかもしれません。しかし、いざ臨終という時にはそれも難しいかもしれません。
光明真言を普段唱えていれば、臨終の大事には
オンアボキャの「ア」のみを唱えればいいのです。いや自然に呼吸してるそのものが「ア」と唱えていることになるのです。
ありがたいかな光明真言功徳力。