台密の加行は例外なく不動明王の十八道から始まる。
三井流などは胎蔵界、金剛界まで不動明王。護摩も当然不動明王。
それだけ大事にする。
私の師匠は事業としてのお不動さんはずっと持っていくべきだと言っていました。
だから祈祷するなら本尊はどなたであれ、時々不動明王は拝んでおくべきだというのが師匠の流儀。
55歳で自分も護摩を焚いて・・・と考えて護摩堂を立てました。
だから飯縄山に道場立てたときは師匠にも喜んでいただいた。
爾来、毎月ここで護摩焚きなさいと言われたので雪深い真冬~春先以外は行くようにしています。
行くとまず本尊の飯縄様に理趣分あげるのですが、飯縄さまの本地は不動様なのでそのあと不動様でお護摩しています。そのあと聖天様の花水供で終わる。
今度は22日、そのあとは来年四月まで雪に閉ざされてお休みです。
不動様は十三仏でも筆頭、まず新佛(故人)の罪障を初七日で除いてくださる力が大変大きい。
滅罪にもお不動様強力です。四十九日まで七日ごとの供養はあんまりやらないけど、初七日が肝心。なくなって七日以内なら故人の供養にはせいぜいお不動様のご真言を唱えてあげるといいですね。