金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

死刑囚の親族感情に思う。

news.yahoo.co.jp

[今回、3人の死刑執行がされた。もし、死刑囚の家族になったとしたら死刑を望むだろうかーー。殺人事件の半数が家族間で起きている日本において、一度は考えてみるべきではないだろうか。 ]

 

死刑にされたのは我が子ではないだろうか?という思いは人としてはわからないわけではない。

だが家族であろうと罪は罪。親族感情は別にしてやはり罪は罪として裁かれるべきだと私は思う。

たとえ血の涙を絞るような気持でも親族感情を世間に訴えて、それを社会正義だというのは筋違いだろう。死刑になる殺人というのは社会への罪だ。

自分の身内にそうした人間がいたと仮定してもそう思う。

なぜなら殺された人にも身内がいれば血の涙を流したのは同じ思いだろうから。