いよいよ願海阿闍梨感得の尊勝大明神が祀られたと目される境稲荷へ。武井師があらかじめお話をしてくれたとのことで総代さんたちも立ち会っても調査です。
これが願海さん奉納の手水鉢。ここには尊勝大明神とあります。
芭蕉の歌碑もあります。
いよいよ開扉、古いお御霊箱
お馬さんは養蚕の守護神。稲荷さんの初午にも通じる。えとの勢至菩薩信仰も養蚕の信仰に通じています。かって上州は日本一の養蚕地帯でした。
内内陣の羽目板には手書きの絵が。
境内の清掃を終えた武井さん組の面々がお参り。定期的に来ておられる様子。
武井さんはこちらの外に埋もれた壊れたお狐さんを修理してお返ししているそうです。
この額、大黒天を大国天になおした跡がありますね。西宮といえば戎さんですが・・・?
大黒様にはマという種字が見えますのでやはり神仏分離以前のもののようです。
結局は尊勝大明神由来のものは出ませんでした。残念!
でも尊勝大明神には上州境街の文字がありますから神仏分離以前はここにあった可能性は高いのですが・・・これにて調査終了。
お総代さん。武井さんやご友人に感謝。合掌。
写真の尊像画は羽田所蔵
浄衣姿の回峰行者・願海阿闍梨のお姿。(羽田所蔵)
調査はすべて終わって武井さんのご友人がご当地名物、水沢うどんをご馳走してくれました。
なんかお世話になるばかり・・・
私は蕎麦党ですのでうどんはほとんど自分では食べませんが、水沢うどんはおいしい!と思います。どの店も三時ころにはおしまい。
前に見えるのは榛名富士と言われる峰。