羽田談
わたしもまた実に濱地天松居士に学ぶところ大である。
天松居士のお弟子さんの天朗居士から私は浜地先生がつたえてきたものの多くをお教えいただいた。
天朗居士もまた常に観音、弁財天、金剛尊天を信仰せられてきた方だ。
その金剛尊と天朗居士が描いた天女形の宇賀神画像(弁才天)と観音像は今拙寺でお預かりしている。
宇賀神像は本堂においていた宗像志功の弁天画像に替えてかけており、金剛尊天は私室で日々拝ませていただいている。
また観音像は小さな金属の白衣観音であり、眼鼻も定かではないがこれも本堂に祀らせていただいている。
天松居士は金剛般若経・法華経。最勝王経を尊崇せられ、金剛経は金剛尊天、法華経は観音菩薩、最勝王経は弁才天に当てられていた。