錦秋とまではいえませんが里よりは秋は深い飯縄山、気温は12度です!
標高800ほどだそうですから当然か。
准胝院さんが来てくれました。
なもので今日は准胝院さんが護摩焚きです。
奥の院においてある「弁天修義」の巻数、
院代(愚母)が平成15年に満行したもの。昭和二年生まれですから76歳の時です。
かなり頑張りました。私も七日頓成法では助法でも大変でした。年だから無理だと言ってもどうしてもやると言ってやりぬきました。
まあ、「おそらくは三業四儀誤り多からん。仏眼の照見恥ずべく恐るべし」というところではありますが。
母は極めて強情な女性でしたからね。(笑)
こののち病に倒れるまで日々、弁天供を修しましたが、灌頂壇には入っていないので浴酒供養まではしませんでした。
しようと思ってもできなくなる。
これは阿闍梨でない身でしてはならないということだと理解しここまでで辞めました。
やはり灌頂は値打ちあるものです。
如何に火が出るほど修行しても、やはり入壇、未入壇でハッキリと違いはある。
その時、母を見て思いました。
入壇は宿世の縁のものなのだろうと。
うちは寺ではなくもとより在家です。
母は私につづいて60代で得度しました。
病を得てからも調子がいいとベッドで一印法など修して過ごし94歳で一生を終えました。
今回はなんとか5時前に帰りました。珍しく早い。まだ陽の光はある。