羽田談
「金剛道の生活は金剛経を読むことと、坐禅をすることのほかにはない。」
金剛道とはまさにこの一句につきます。
「朝夕これを読誦して、いかなる難関もこれによって突破し、幸いに大過なきを得て、その事務を終わることができた。」
これぞ「無我相」の三昧に徹したる居士の生きた体験です。
有り難い。
誰でもこの道を行けば同じ功徳がある。
「無我相」とはも表にいかなる困難な形あろうともその無我相と看破して前に進むことでしょう。居士の人生訓はそこにあるのだと思います。
人事百般。
人生、辛いときこそそこがそのまま金剛道修行の大道場なり
「無我相」の正念場だ。
他に真の道場はない。
今ここ道場。