「諸相の非相なるを見ればその人は如来を見ん」金剛般若経
諸相の相に非ずとはどういうことか。
諸相とさまざまなこの世の有様です。
ですがそれはそのまま実相ではないという意味。
ですが難しいのは法華経の諸法実相とこれは矛盾しないというところ。
諸法は宇宙の諸々です。
それがそのまま実相だというのです。
天松居士は法華経と金剛経と最勝王経は一枚とみられた。
決して法華経と金剛経は矛盾するとは思われなかった方です。
諸相はそのまま相に非ずと看破すれば、そこにそのまま実相というものが現れるということ。
つまり諸法とは何かがわかる。
それがわかれば如来とはなにかがわかるのでしょう。