ウシ科の動物のオオハナレイヨウ、別名サイガはユーラシア大陸全域で、数百万頭が生息していた。しかし、ソ連崩壊前後から密猟により数を減らし、2002年にはレッドリストに載る絶滅危惧種となってしまう。 乱獲の理由の一つが漢方薬としての利用にあり、解熱や悪霊退治にも効くと信じられた。その結果、総頭数の約95%が減少し、哺乳類としては史上最悪の最短減少記録を達成したとも言われている。 カザフスタン政府やサイガ保護同盟などによる保護活動が行われ、現在、少しずつ数を増やし続けている。 保護同盟が昨年12月12日に発表した最新の調査によると、現在ユーラシア大陸には190万頭が生息していることが明らかになった。
たとえサイガの入った薬で私が助かるにしてもいらない。
私だけでなく他の人のことも同じに思う。そういう薬は作るべきでない。
人はいつか死ぬ。個々が死に行くのは生き物の性だ。
いたしかたない。
だが種として絶滅するのは違う。
サイガが滅ぶのは悲しい。