金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

残虐となにを言うのだろうか?

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基本的には法律では45日以内に執行ということになっているように思う。

だから死刑囚は一応にその覚悟はもっているべきではないのか。

 

絞首刑が残虐だというのはなんでだろうか。

残虐とは一体何だろうかが論じられないとわからない。

死刑自体は極刑なのだから、それを残虐と言えば始まらない。

「お前は生きていてはならない」と言う処置なのだから。

人を殺さずに死刑にはならない。(刑法では殺人のほかも外国の侵略の手引きも死刑になるが)

それも酷い殺し方や無差別に大勢殺した場合になるのだ。

それなのに安楽に眠るようにニッコリ微笑んで楽々にゆくのは矛盾に想う。

 

死刑囚は教誨師もおり、色々こころのケアがなされる。

日常的に看守から「この人殺しめ!」などと罵られることもないだろう。

 

一方、そういう意味では被害者遺族は放って置かれ、様々な世間の耳目にさらされて生きていかなければならない。こころない誹謗中傷さえ言われて苦しみ続ける。

 

有り態に言えば死刑は苦しむべきで、ある程度、苦しみと後悔のうちに死んで行くべきだと私は思う。

非人道的と思うかもしれないが、彼らが安楽に死んで行けるほうが非人道的というのが私の考えだ。

罰として殺されるのに尊厳死などの対象外だ。

ただ認められば日時を定めた自害はあってよいかな。

それなら多少安楽でもいいだろう。それはなんにもいならないが一つの責任の取り方と思う。

ただ死刑になるよりは意味がある。

人間でなく食用の動物かなにかなら罪はないから安楽が当然と思うが。

だから私は死刑それ自体は反対する気はない。

 

本人の苦痛が少ない方法というなら、見た目は壮絶だがギロチンや打ち首の苦痛は絞首刑よりは少ないように思う。

もともとギロチンは身分のある人間が処刑で苦しまぬよう出来たものという。

 

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