田阪師が毎日八大龍王を拝んでいるが、八大龍王は今まで拝んできた方々と違い、なにか、ちょっとつかみどころがない感じがする。天候を操ると聞くが・・・
雨や雲や霧のような存在だからですか・・?
という質問を受けた。
それもむべなるかなと思う。まあ、それを聞いてまず、正しく受け取れていると感じた。
八大龍王は上界の龍王にして既に龍の宿業である三災を免れ龍身を脱している存在だ。
普段は大海や虚空や山岳と一つの存在だ。
例えば古来、熊野から吉野に到る大峰山系も一つの龍の体とされている、
いわゆる解脱している存在なので龍蛇の身は権現身として現すのみ。
以前から言っているが虹はその代表的な兆しと思っている。
八大竜王においては通常の天部とは違い、まずその大いなる天地の働きに同調せねば本当の力は頂き難い。
自然派の神様なのだ。
ただ、ただ、崇め奉り、祈願を凝らすせば哀愍納受されるのではなく自分がまず自然の心を探って竜王に近づくことが大事なのだ。
天地同根なればそれを尊びて、その心を探るところに八大竜王の真の信仰も修行もあるのだと思っている。