最近多いです。このての話題。 .
呪いの話は前にもしたけど改めてここでもう一回考えてみたいと思います。
呪われていると思うのはなぜか？
それはどういう呪いなのか？
先ずこの２点で考えます。
大体素人のやる呪いは心理作戦です。つまり呪ってやるなどとメールしたり、死ねとか書いてハガキ出したりとか無言電話とかですね。
呪っていることを相手に伝える。（本物の邪術では相手に知られることを嫌います。エラい人を呪う伝統の術などは皆これです。ばれれば死罪ですからね。）
疑似呪術は相手にそれをなんとなくでも知らせます。それで心理的に参ってしまう。
だから体に不調が出ます。
そうなるとやっぱり呪われていると思い込む。
この悪循環が起きます。
最近よく言う相手から「念を飛ばされている」と云うのも同じです。
確かにこういうことするとよくない霊的なものが集まってきます。でもそいつらは敵も味方もないのです。そういう騒ぎが大好きな野次馬なだけ。もしそういうのが動いたら結局は双方ダメージです。
相手に良くないことが起きてざまあ見ろと思っていると、やがて自分のところにも来ます。彼らはなるべく大勢痛い目に遭えばおもしろいと思っていますので。これが人を呪わば穴二つの仕組み。
でももし、本当に呪われるような悪いことをしたなら、呪いがどうあれ、まずお詫びするのが人の道です。先ずこれが第一点。身に覚えがあるならキチンとあやまる。当たり前ですよね。
そうじゃなく、なんの根拠もなく、「ろくなことがないのは多分あいつが呪っているせいだ。」なんて思うのはダメです。
それでもってその相手をやっつけて欲しいなんて言うのはとんでもないことです。
こういう無茶苦茶な人は相手にしないのが一番。
言っておきますがほとんどの素人の呪いは動揺さえしないなら効き目はないものです。
霊的なものもそうなると動かない。
彼らは呪いという方法論でやって来るというよりマイナス想念に共鳴するのです。
もっともマイナス想念をうまく形にするのが黒い呪術です。
泰然としていればあってもまずこのレヴェルなら蚊がさす程度ですね。
だから信仰が本当の意味で大事なのです。
「信仰はしたくないけどお金だすので追い払ってください。」はダメです。
もちろん信仰は無くてもしっかりできるという人もいます。
でも相談者がそういう人ならそもそもそういうのも受けませんから。
プロの術以外は。
此れもかなり若いころの話ですが鑑定客から「友達と喧嘩してから呪われて家に家鳴りが絶えない。」という相談があったんだけどそういうことあるの？とある占い師さんから聞かれたことがありました。
ヘー凄いね、相手の家に家鳴りが絶えないほどの術ができるなら私がそこに習いに行きたいくらいだと苦笑したことがあります。
ほとんどの呪いは人間関係のトラブル。それも愛情問題でうらぎられて悔しい！とか嫉妬の類です。
言っておきますが本当に術が使える人は、それなりに心が訓練されているので些細なことで腹立てたり、嫉妬して術使うなんてバカなことはしません。面倒だし、そんなのいちいちかまってないで無視すりゃいいだけですから。
素人は面と向かっては叶わないのでそういう術を知りたがります。
その「叶わない」という前提でダメ。
もういくら呪術をしたところで勝てません。
だから多くの場合呪われていると思っている方がもとから弱者なのです。
呪いとはそもそもは弱い被害者が強い加害者を呪うものだと思うのですが事実は逆です。
実際行われているのはただの弱い者いじめです。
あるいは嫉妬からくる恫喝の類ですね。
ある陰陽師の方が「お前を呪っててやる！」と同じような術者から言われたらしい。
呪うと言っても恨みがあるとかではなく、その言われた方はその世界で知る人ぞ知る方なので、たぶん一種の「やっかみ」や「妬み」のようなものなのでしょうね。
「やっかみ」や「妬み」の背景は敗北感ですからもうその時点で負けです。
術やるという人にはそういうくだらない人物も多いです。
でもそういう人格ではまず術は使えません。
自分で術をやると自称しているだけの素人です。
だって嫉妬や人に何か言われた位で心が揺れてちゃっているわけでしょ？
失礼ですけどそれってどう考えても「コモノ」ですから。
術者としてもそうですし、
それ以前に人としてもそうです。
だからその先生は言ったそうです。「ご自由にどうぞ。」
ホンモノはこれです。
こういう人が敵にすると本当に怖い人です。
