安保法案可決

安保法案が可決しました。

次に必要なのは憲法九条の改正です。すでに形骸化している九条。

こののちも拡大解釈が続けば憲法はあってなきがごとしです。

今こそ日本人が日本人としての憲法を作るべき時が来たと思います。

本当に難しいのはこれからの日本の舵取りです。

私は現状の日米安保自体に全面的に賛成するものではありません。

実際、アメリカは信用しきってよいような正義の国でも我々の仰ぐべき宗主国でもありません。

しかし、この選択は大きいと思います。

なぜなら我々自身が我々自身のための憲法を作り直すきっかけになるからです。

だから敢えて賛成です。

もうすでに憲法九条は自衛隊ができた時に死んでいたのだと思います。

あきらかに憲法違反です。

日米安保でさらに追い打ち、今やもう幽霊のような存在です。

山本太郎議員が自民党は死んだとお悔やみを言ったそうですが今回完全に死んだのは自民党ではなく憲法九条です。

でもこの九条の幽霊は祟りますよ。

油断なりません。

思うに日本人は「自分たちで憲法をつくれば必ず侵略戦争をする」という病的な考えは太平洋戦争のトラウマが残してひきずる国民的精神疾患です。

この病気は中国共産党が日本は軍国主義を復活させようとしているなどとほざいてそういう考えを外から助長させています。

果たして何があろうとも戦争の「できない国」が大事でしょうか？

「あえて戦争はしない」という選択のできる国は大事だと思いますけど・・・。

子供が学校で挑発されても喧嘩をしないのはいいでしょうが、どんな事云われても、どんなことされても喧嘩ができないのはこれはもう病気なのです。

生命とは攻撃され侵害されれば活路を求めて抗うものです。

それができないのは死んだ生き物です。

無論、生き物にはかなわないとみれば戦わないで逃げるという選択もあります。叶わないのなら戦を避けるのがいいでしょう。

一億玉砕などはせず生きるためにする闘いならそう考えて当然です。

ただ国は逃げようがないので困るのです。

「交戦権自体がないのだ」などということくらいひどい言葉はないと思います。そして、これくらい我々日本人の人権を踏みにじった言葉はほかに知りません。

敵国に攻められても決して戦わず憲法九条を絶叫して死んでやるなどという人もいるようですが、こうなってはもうおかしな洗脳宗教の信者のようでしかありません。

それもその方の個人の自由ですが少なくともこういう考えの前提では日本人の生命や財産を守る国家安全の論議は成り立たないでしょう。

ましてやそのような考えの人には一国の政治など到底できません。

私たちは私たちです。本来はアメリカの属領でもましてや中国の衛星国でもないのです。

国の規範は私たちの頭で国を考え私たちの力で国を守る。

それがどこの国でもしていることであり、本当にいきつくべきところなのじゃないのでしょうか？

寄らば大樹でなくても一国単位で国防を考えているところだってたくさんあります。

私が日本の将来に思うのはそういうことです。