マオちゃんはうちで一番古いネコ。もう10年はとっくに越していますね。
でも誰も知らない。新しいネコだと思う人もいる。
九州は佐賀から飛行機でやってきて、仔猫時代にふとしたことで驚いて飛び出し家にいつかず方々うろつく半野良猫になってしまった。
一時長いこと飯縄山にいたけどそれでも同じようにうろついて帰らない。飯縄山に四匹いた飯縄四人衆の二番手、
そのあと母と一緒に鎌倉に来てそれでもうろついていた…一番古いホセンはうちに帰ってきてから亡くなった。
この子は三日に一遍。酷いときは十日に一遍くらいふっと帰ってきてご飯食べてはすぐに出ていく。不良息子みたい。家の者の顔見たら即逃げる。まるで泥棒猫そのもの。
逆に後輩猫が侵入者だと思って攻撃を仕掛ける。
それでこの子だけ一時は仕方なくリードでつないでいたくらいです。
でもじきにそうもしていられず仕方なく放す。
するとまたどっかにいっていなくなるの繰り返しでした。
もうひと月もいないので死んだかと思うと帰ってくる。
でも、 そうやってこの子がいつかもう二度と帰らない日が来るんだろうなあ…と思っていた。
でも最近はどういうわけか、もうずっと家にいます。どこにもいかないで落ち着いている。よく今まで無事にいたねえ。年齢的なものもあるのかな。
マオや、もう、したいことは全部した感じかな?これからはお家でゆっくりしなさい。
ここはお前のおうちなんだからね。
古猫や ふと見上げればそこにおり