鬼門・裏鬼門 東北と南西ですね。
当院ではこの時期、毘沙門天を祈り、鬼門・裏鬼門除けします。
もともと四隅は西北の天門 南西の地門、東北の鬼門、東南の人門(風門)とある。
方位学をやる人の中でもそんなの迷信という人もいますが・・・そうでもないと思うんですよ。
中国風水やってきた人は日本型家相を嗤う人もいる。鬼門。裏鬼門は西四命の人には吉方位ですよという。でもこれは厳密に言えば家に入る向きでしょう。
位置とは少し違う。移転方位などきらわないけど家相にはハッキリ出る。
(京都当たりでは移転も嫌う人います)
日本では古来鬼門は恐れた。平安京の鬼門を抑えている比叡山が重く用いられた理由の一つです。
日本の国は東北南西に長くそれに沿って強い大地のエネルギー・地脈が流れている。これは無視できないんですね。
強い地脈はいいんのじゃないかって？
いいえ。そこが誤解なのです。
必ずしもそうじゃない。中国なんかは強い山の地脈は海と大地の先まで来るので
海塔というのを作ってエネルギーを海に逃がすのだそうです。
地龍の強いエネルギーには我々人間はあらがえない。
だから鬼門・裏鬼門は日本のお国柄です。
鬼門・裏鬼門・金神・ハ将軍神などなど
私が尊敬する故高嶋正龍先生は「八門の秘法」の中でこれは道教の神だから信仰していない者には関係ないというけど、そこは私、先生とは少し意見が違うんです。ごめんなさい。
信仰するからあるんじゃなくあるから作用する。畏れる。だから信じるようになる。
方位だってそうでしょ。方位術を信じなくても作用する。信じなければ災いがないなら信じないのが一番だけどそうはいかない。
ましてや神と言っても阿弥陀如来とかエホバみたいな宇宙を表現したものじゃなく。彼らは一種の精霊みたいなものですからね。
それに、高嶋先生。もう一つ申し訳ないことが・・・そもそも方鑑なんかに出てくる方煞神のほとんどは道教じゃなく日本の陰陽道の産物なんです。こういう神様は中国の道教にはないんですよ。
