肝は血を受けてよく視る
最近はコロナの影響でテレワークでパソコンで作業をする人が多くなりましたね。
目の不調で眼科を受診される患者さんが多くなっています。
眼精疲労だけでじゃなく目がはっきり見えない、乾燥感、目の奥の痛み、ひどいと激しい頭痛が起こります。
この間テレビで「閃輝暗点(せんきあんてん)」についてやっていました。
目がチカチカし始めてキラキラとしたギザギザのものが見え始めます。これは片頭痛の前兆としてでてくる閃輝暗点です。
そのあと激しい頭痛が出てきます。
中医学では目の病変は肝臓の病変として診断します。
肝臓の血液は眼球を営養しますが、目の酷使は血液を消耗していきます。肝臓の血液が不足してしまうと目は視ることができなくなります。
これを予防する方法は子供のゲーム機を管理する方法と変わりません。パソコン作業時間をちゃんと管理することで肝臓の血液の消耗を防ぎます。
以前 相談を受けた事例ですが、20代の男性がかなりひどい頭痛。目の奥が強烈な痛みでした。脳外科ではプレステのやりすぎということでした。
肝臓の経絡は足の親指から頭まで走行していますが、この経絡は目のところまで行っています、目系と言います。
閃輝暗点や目の奥の痛みはこの「目系」の痙攣ですね。

今回 目玉ビックリ、杞菊明目茶を作りましたが、菊の花は視力を回復するのでよく使われる薬物です。また頭ののぼせをとる働きがあります。
枸杞子(クコの実)は肝臓の陰血を増やすことで目に営養を与えます。英語ではゴチベリーと言います。目に良いブルーベリーはツツジ科ですがゴチベリーはナス科です。
決明子(はぶ茶)も目にいいですが、肝臓から上がってくる熱を取り去る作用があります。
ということで目玉ビックリ茶は目に対して全包囲で対応ができる用意してあります。
パソコン作業中に是非コーヒーの代わりに飲んでください。