祭礼をすると不幸が続出する神社。
どうしたらいいかという相談。
宗教法人格は無く。神主もなく無住、地域のいわゆる旧郷社だけど自分の一族の土地に縁のある神社だそうです。
特に子供さんに不幸があるというから傷ましい。
それで何の神様だとかもだれも知らないという。
ご実家では怖い神様なのでたぶんお稲荷様なんじゃないのか?と言うので豊川のお稲荷さんを勧請して祈っているという。それで少し落ち着いているらしい。
ご相談でみえたのですが、こういうのは占星術だのじゃどうもなりません。勿論、心理療法も出る幕なしです。
こういう時は五体加持です。
お加持すると変性意識モードになるので表向きわからないこともヒントがもらえる。
本来霊媒さんにするのでけどうちの門下には商売になるような優れた霊媒はいないので自分で体感する以外ない。だから相談者以上に自分で自分を加持します。
結果はこの神様はお稲荷さんではない。
ある地方にまつられている歴史的人物のようです。一種の御霊(怨霊)神ですね。
お稲荷さんはここの家をしっかりガードしてくれてますから、勘違いでも勧請してきたのはそこはよかった。
狐たちがみな歯をむいてある方向を見ている。それが神社の方向の様です。
さて問題の神様です。
こういう場合は神社の本地を祈ることです。
神は人間に近い心を持つので場合によっては祟りもしますが仏には恨みもつらみもないのでそこまで引き上げて祈ります。
本地仏の真言をお教えし、かねて子供さんに不幸がないよう「にコノシロの断ち物」を教えました・
コノシロは「子の代」です。
コノシロの断ち物は子供を取られないための呪術です。
いわゆる祈願でするお茶断ちや○○断ちのような絶ち物は感心しませんがこの場合は意味が違います。
本当は「コノシロの葬式」と言うのをしますが、「星の盛替え」や「生き葬式」と同様にそれは習わないうちに師匠が亡くなってしまいました。コノシロの断ち物はそのかわりです。
師匠の秘儀はどちらかと言うそうした四国土着の呪術に非常に面白く抜群に効果のあるものがありました。
まあ、一応そんな風にお話しておわらせていただきました。合掌。