伏見稲荷で出していた『稲荷百話』という本の中にはこちらの神様は、秦氏の伝承では「賀茂建角身大神」、荷田氏の伝承では「猿田彦神」あるいは稲荷の三神の幸御魂であると記されている。
さて、こちらの権太夫大神さまのように、お稲荷様には様々なお名前があるが、その由来というのは歴史的な文献には登場しない。
各お茶屋さんに伺ってもわからないという。
『お稲荷様と霊能者』を読んでいると、お稲荷様を勧請する時に神様ご自身で名乗りをあげるということだった。
私は神様のある種のニックネームなのではないかと思ってる。
そして、おそらくはその当時の有力な複数のオダイに神がかり、名乗られたのではないか。
それも江戸末期か明治の初め頃ではないかと勝手に推測している。
お稲荷様の三ッ峰は全て古墳である。
荒神ヶ峰も、もともとは地主神を祀っていたところである。稲荷山は祖霊崇拝の聖地である。
薬力大神にご献灯
薬力社
ここはいつお参りに来てもホッとする。
独特の雰囲気がある。
御神水でゆでた、ゆで卵が有名
お供えのお酒にロゴが、9つの矢と力士でヤクリキをあらわす。
富永大神にご献灯
この神様は奈良や明石の方に信者さんが多い。
それもオダイさんからのご指示でお参りに来るようになったそうである。