金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

施餓鬼供養の功徳その99 善龍庵

 

ありがたいというのは体で感じることです。

ありがたいを体感するには、様々な視点を持つことが大切です。

そのために、供養する時に仏様の立場やご先祖様の立場に立ってみて拝んでみると良いでしょう。

 

【ここから頂いたメール】

 


お昼時に失礼いたします。20日までの供養を申し込みました○○と申します。
御礼が遅くなり、申し訳ございません。
なんとなくですが、お施餓鬼や准胝観音様の略懴法のおかげかと思われることをご報告いたします。


①この世は悲しいことも多いが、同じくらい有難いことも多いと感じたこと。
お風呂に入っているときに何となしに寒い中温かな湯に入れることはありがたいと思っていると、突然世の中有難いことばかりだとストーンと腹の中に納まったというか腑に落ちました。
それ以来素直にいろいろなことに感謝できるようになり、心が晴れやかになりました。(例えば水に対して、手洗い嗽ができるのも水のおかげ、命を保てるのも水のおかげ、神仏にお供えする基本のものは水、水のおかげで祈ることができるなど)
ありがちなことかもしれませんが、言葉だけでなく少しですが心で理解できた気がします。


弘法大師様に少し認めていただけた様な気がしたこと。
東寺様でいただいてきた空海様の御影を拝ませていただいているのですが、いつもは優し雰囲気なのにお施餓鬼を申し込んでから
かなり怖いと感じるようになりました。恐怖ではなく畏れを感じたのですが、何故かと思いながら拝んでいると御大師様は真言を唱えている人すべての師匠なのだと閃きました。

 

そうすると恐怖感が和らぎ普通に拝めるようになりました。今も前とは違い威厳を感じますが、少し信者として認めていただけた様な気がします。


③聖天様にまた来いと言われたような気がしたこと。
聖天様にお参りに行った帰りに、「なるべく毎月参っているが、来月も行ってもいいのかな、特に願も無しに参って嫌がってらっしゃらないかな」と思っていました。すると後日、ちょうど家からお寺までの往復代金の臨時収入がありました。


思い込みと言えばそれまでですが、聖天様が笑いながらまた来いよ仰って下さった気がします。

 


今回も尊い縁を賜りましてありがとうございます。

お彼岸も参加したいと思っております。またメール致します。
先生と善龍庵にまします神仏、ご眷属に感謝いたします。
合掌。

 


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東寺御影堂