金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

家族にわからないようにお札を送ってほしい

昔、祈願を依頼した方から「わからないようにお札を送ってほしい。家のものが宗教が嫌いなのでわかるとお札捨ててしまうんです。」という言う要望がありました。

聞けば別な名前で出して欲しいとそのニセの「差出名」まで教えてきた。

 

私はそういう家はまだ信仰するレベルじゃないと思いますね。

まだそういう準備ができてない。

「お札は送りません。祈願もしません。信仰は人に隠れてするようなものじゃないですからそういう人はうちの信仰はしないでください。謹んでお断り申し上げます。」と返信した。

 

信仰ははずかしいことじゃない。江戸時代の禁教令の隠れキリシタンじゃあるまいし自分の信じるものを悪い事のようにひた隠しにする。

そういう信仰ならしないことです。私はそういう考え。

 

ましてや抑々秘密にしなくてもいいのに、わけわからぬ秘密保持に協力など誰がするものか。

家の人などうちに誘え、つれてこいなどと言ったことはただの一度もない。

逆に家族に内緒で講員になりたいとかも一切お断りです。

「月報送られるとばれるからやめて!」などというメンドーな人とは正直、関わりたくないです。

自分の信仰くらい自分で守り貫いてほしい。それは私がすることではなくその方の責任だと思う。

私の知ったことではない。

できなきゃやめておくだけ。