田阪龍旦師、福家紀明阿闍梨様から園城寺唐院で受戒。介添えに観音堂から久高悠照師がきてくれました。
この段階で初めて円の十善戒を授かります。
一年半の修練でここまで来たのは当院としては極めて速いほうです。
当院では私的に加行を授け、終ったもの以外は本山受戒(円の十善戒)は許可しません。
わたしの寺では授けられるのは優婆塞・優婆夷の五種の在家戒のみです。
三千遍の礼拝と准胝独部法一洛叉で得度。
この段階では僧侶ではありません。僧侶見習いです。
その後、法華経の訓読真読で全巻読誦。自我偈21巻の書写。理趣分200巻読誦
密教コースは四度加行 顕教コースは理趣分千巻読誦を得て初めて受戒を許します。
この過程は原則として代用はないです。
「僧侶見習いでいいんです、正式の僧侶でなくていいから祈祷を教えて欲しい」と言われることもありますが、そういう人は勘違いしている。
僧侶見習いレベルだからこそ祈祷を教えることなどはありえません。
宗派の規則で受戒をうけていないいものは祈祷は許されませんので。