四度加行に進まない居士用に修験の理趣分読経作法を授けています。
理趣分は大般若経600巻の578番目で大般若経すべてのエッセンスと言われる部分です。
基本が顕教立てなので印はほとんどないですがまるでないわけではない。ある程度進むとこれに九字も付けます。祈祷用の祭文も付きます。
最近、伝授用にあるお弟子さん( 住職 )に教えましたが「これ、ほんとに顕教立てですか。まあ確かに印は出てこないけど非常に整っていますね。これでもご祈祷できるでしょう!」という感想でした。
まあ、居士仏教の場合は祈祷は許可しない( 宗派の規定で準教師以下は祈祷は禁じられていますので )自行用ですがひと工夫すれば容易に祈祷になります。
禅宗などは転読だけでもご祈祷してますから。
まあ、理趣分は私の知る祈願好きな阿闍梨さんは皆好きですね。
それだけあたらたかですね。