今回こんな話を聞いた。
ある僧侶の方がひょっとしたことから仏像をもらった。
ところがその仏像を措いてから子供さんが夜泣きがやまなくなったという。
その方のお師匠様は霊覚者で「それは水子供養のものだ。名前があるだろう?」という。
だが名前は書いていないようだったという。
「おそらくはげ落ちたのだろう。古いから」
それでも困っているとこれこれこうしろと供養法を教わった。
それでその通りにしたら子供さんが泣き止む。
それ怠けたらまた夜泣きする。
そんな話を聞いた。
仏像を預かったら私は必ずいままでの報恩と供養の修法をしてから抜魂する。
そういうことがあるからだ。
そうでないと其の侭ではどういう目的でどこにあったのかわからないのでは危ない。
ただし、この人はこの仏像を鎮魂する縁にあるのだと思う。