増えすぎた犬を無暗に殺さずすべて避妊手術したブータン。
背後には仏教国ブータンの心があるだろう。
だが資本主義中心のグローバル化が進めばそんなものにお金をかけず殺せとなるかもしれない。慈悲の心は死に功利主義になる。
例えばインドでは牛が崇拝され、都市部では交通問題になっていたが、最近は郊外に追い出された。ヒンドゥーの牛崇拝より功利主義が優先された結果だ。
タイでもゾウは運搬動物として排されレトラクターに変わってきている。
ゾウの活用を動物虐待などと言う薄っぺらなものに私は同調しない。
そうなればゾウは「仕事の仲間」ではなく無用の長物と化する。
「より便利により速く」の魔の誘惑のためで死んでいく心は測り知れない。
グローバル化は決して良い面だけはない。
国の個性を守るためにむやみな経済のグローバル化はおおいに反対だ。