怒って人の懺悔を容器れない。
これは菩薩戒に反するといいます。
では許してほしいといったら許すのか?
許さないといけないのか?
そういうことではない。
「許してほしい」と口ではいっても肝心の懺悔が見えなければ受け入れられないのです。
これは「許してほしい」ということばを受け入れるのでなく、「懺悔を受け入れなさい」という戒です。
その時はいかに殊勝に見えても何度でもすぐに同じような間違いをしでかす人。
口はどういおうがそういう人には本当の懺悔はいまだないなと思う。
だいぶ以前、暴言はいた弟子にやめてもらうことになったが、その時もすぐに「許してほしい!」といってきた。何度も「許して」といわれた。
許すこととその行為の責任をチャラにすることは別だ。
だから「ええ、許していますよ。怒ってなどいない。でもここにはもう来ないでほしい。」と言った。
指導ができない人だな・・・と見たら、それは懺悔とは別の話だ。
そこは許す、許さないは関係ない。