金翅鳥院のブログ

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「池田大作氏訃報」首相のコメントに思う

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岸田首相のコメント《池田大作氏の御逝去の報に接し、深い悲しみにたえません。池田氏は、国内外で、平和、文化、教育の推進などに尽力し、重要な役割を果たされ、歴史に大きな足跡を残されました》

池田氏の国際親善活動に対する評価はそれでいいだろうと思う。

それについて今更亡くなった人をくさす気も異論もないが・・・

でも首相の立場でこういうコメントまで出すのはいかがだろう。

異論はあると思う。

自公連立政権だからというのもあるだろうけど。

例えば立正佼成会の庭野会長がなくなってもそういうことはなかった。

生長の家の谷口雅春総裁がなくなってもなかった。

政界つながりの付き合いというなら幸福実現党のおおもと、大川隆法総裁だって無論そうだろう。

どれもそれなりの巨大宗教だ。要はスケールの違いだろう。

維新さんや立民さんまで哀悼のコメントを出しているのは池田氏がそれだけ大きな影響力を持つ存在だったことはそうだ思う。

 

まあ、池田氏は活動の広さなら日本宗教界ではダントツだろう。

それは紛れもなくそうだと思う。

日本仏教界などはそういう意味で国際的にはこれはという活動はしていないかも。

 

だが私的には首相はせめて付き合いの意味で個人名義で香典出すくらいでよかったのでは?と思う。

 

 

池田氏の国際活動も創価学会は宗教団体であり目的は親善以上に布教だったはずだ。

また、過去において、創価学会の布教は国内では「傍法払い」といって他人の家に行って仏壇や神棚を取り払うなどと過激で無理な布教を行ってきたのは紛れもない事実だ。

 

「日蓮正宗以外を信じると罰が当たる!」「今。難儀にあっているのはそのせいである」というのがその趣旨で、悩む人の中にはその恐れから入信する人もいたと思う。

我が家も親戚のすすめでオヤジの病気を理由に入信していた時期があった。

「家が真言宗だから傍法の罪で罰があっている」いう話だった。

私は成人して家族も納得の上、学会の曼荼羅を取り払い旧に復した。

幸い今のところ罰は当っていないように思う。(笑)

故丹波哲さんが扮する池田大作氏の登場する東宝映画「人間革命」でも「バチが当たるぞ」と布教してまわる池田氏の姿が描かれている。

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旧統一教会の決まり文句は「壺買わないと先祖が苦しむ」とか「多宝塔買わないと浮かばれない」というマイナスのアピールだった。

それは徹底して叩かれているが(それはいいことだと思うが)‥‥頭が悪いせいか、バチなのか

「宗派を変えないと罰が当たる」とはどう違うのかが私にはよくわからない。

かたや、民間では一時期「心霊ブーム」などもあり「宗派を変えると先祖は浮かばれない」という全く反対のことも言われ、なかにはそういう板挟みで苦しんだ人もいたと思う。

いまはもう公明党も政権政党になってそういう無理な布教は学会さんもされていないと聞くからまあ、いいが・・・それは過去において紛れもない事実だ。

自民党も精神的な支柱を失った連立公明党の立場を考えたら解散など今は軽々にできまいと思う。